2011.6.8 ちょこちょこ追記
正確に言うと、「MBRへ標準(的)ブートストラップの書き込み」ですかな。
【注意】メーカー製PCではリカバリープログラム用に独自のブートストラップが書き込まれている場合があります。まず付属マニュアルかサポートサイトを確認した方がよろしおます。
ここのんはあくまで(Windows標準の)一般的な手段やでぇー、です。
マチゴて内蔵HDのMBRにGRUB入れてもうたがな!とか、GRUB消してWindowsに戻したいねん!な時に。
まぁ知っとったらそないメンドいことやあれへんのちゃうかな?(「せやな!」「せやせや!」)
ちなみに、この標準(的)ブートストラップというやつは、アクティブ・パーティションのPBRをロードするだけのものなので、アクティブに別のブートローダーを入れたりもできまする。
あっと、あくまでGRUBをどうこうしたいとか明確な目的がある場合の話です。「なんやわけわからんけどとりあえずMBRの修復してみよかー」なノリでやってまうとアブナイことかもしれませぬ。(※ メーカー製PCではリカバリープログラムが起動できなくなったりするかも)
- 注意
-
Windows 7/Vista やと下記コマンドはやったらあかんのですわ。起動せんようになってまいますで。
fdisk /mbr
(MS-DOS, FreeDOS)install-mbr
(Linux など)ms-sys -z
,ms-sys --mbrzero
(Linux など)- TestDisk バージョン 6.12 までの MBR Code (※ バージョン 6.13 では修正されてるかも?)
- 拙作めも :
- アクティブ設定の確認とか
-
これしたけど「BOOTMGR is missing」が出よんねんな場合は確認が必要かも。
Windows 標準方式
Windows PE(RE) 上のコマンド プロンプトで実行します。(※「スタートアップ修復」では問答無用の上書きはされない模様です)
- Windows 回復環境で Bootrec.exe ツールを使用して Windows Vista でのスタートアップの問題をトラブルシューティングして修復する方法
- Bootsect コマンド ライン オプション (7)
- Bootsect コマンド ライン オプション (Vista)
bootrec /fixmbr
- インストールDVDでブート(「コンピューターを修復する」)
- Windows 7 のシステム修復ディスクでブート
- Windows RE(「コンピューターの修復」)
bootsect /nt60 sys /mbr
(【注】PE 2.1, Vista SP1 以降)- インストールDVDでブート(「コンピューターを修復する」)
- Windows 7 のシステム修復ディスクでブート
- Windows RE(「コンピューターの修復」)
- Windows PE (Windows AIK)
- 2.1 は Vista 仕様、3.0 は 7 仕様
【注意】Windows PE の bootsect.exe について、 PE 2.1 基本イメージには入ってないので作成時に追加すること。(※ 3.0 基本イメージや 7 の「システム修復ディスク」には含まれているので追加は不要。)
Windows RE(Windows 回復環境)は 7 では標準でHDにインストール(「コンピューターの修復」)されてるので、起動時F8(F5)キー連打で起動できるはずです。Vista でもメーカー製PCではインストールされてるかも。
- GRUBなどから HD上の Windows RE を呼び出す場合は...
-
MBRへGRUBなどをインストールしていても RE の起動はできますです。ただ、ちとタイミングが難しいかも。私は GRUB などからWindows を選択直後にF8連打してブートメニューを出してます。
MBRブートストラップがおかしなってもうて何にも起動できない場合は、GRUB for DOS 起動ディスクやSYSLINUX(+ chain.c32)入りUSBメモリなどで BOOTMGR のあるパーティションをチェインロードしてみませう。
CDなら Puppy Linux 4.3.1 とかブートローダーが GRUB for DOS なので便利ですお。
【追記】Super Grub Disk が簡単かな?
Linuxなど
むっちゃビミョーなかんじがしますが(何)。標準方式を取れない場合とかに。
※ ちなみに grubinst.exe (grubinst_gui.exe) ではMBR2番目セクタにバックアップがありました。GRUB2ではバックアップはないみたい。
SYSLINUX の mbr.bin
Windows のものとは違うけど、アクティブ・パーティションのPBRをロードするだけの標準(的)ブートストラップ。altmbr.bin, gptmbr.bin などいくつか種類あり。
dd や cat コマンドなどで書き込みします。
ms-sys
バージョン 2.1.4 以降で Vista 及び 7 仕様のMBRブートストラップの書き込みが可能になりました。
下記の Linux LiveCD に入ってます。(※ KNOPPIX 6.4.4 に入ってるのは 2.1.3 で古いバージョンなので注意)。
- SystemRescueCd バージョン 2.0.1 以降
- Parted Magic バージョン 4.6 以降
- CDlinux バージョン 0.9.5 以降
- BG-Rescue Linux バージョン 0.9.2 以降
ms-sys --mbrvista /dev/sdx
- Vistaブートストラップms-sys --mbr7 /dev/sdx
- 7 ブートストラップ
それぞれ Vista/7 標準と全く同じ440バイトが書き込みされました。
Super Grub Disk (1)
GRUB修復用ってウリですが、高機能な緊急起動ディスクとして使えます。
※ 注)Super Grub2 Disk はこの機能なし。
実行してないのでよくわかってませんが...
Windows のMBR修復は SYSLINUX のブートストラップ(299バイト)を書き込みするようです。