つづき です。
個人的にウイルス対策ソフトの機能で最も重視してるのはこの「メールスキャン」機能ですので(毎日貰ってるから)しっかりしてくれないと困りますがなですわ。
で、どんなトラブルだったかと言うと、電子メールスキャンが有効になっているはずなのにウイルスメールが検出されないということだったのです。
私の常用してます秀丸メールとEdMaxでは受信と同時に添付ファイルがデコードされて分離保存(※バックアップログは添付ファイルも含めた元のままですが)されるので圧縮(書庫)ファイルであっても、リアルタイム検査(オンアクセススキャン=常駐監視)機能であるAuto-Protectが添付ファイルを検出するので気付いたわけです。
- Outlook Express のdbxファイルはAuto-Protectで除外設定されてるので、全く検出されませんでした。
- Mozilla ThunderbirdではInboxファイルを対象として検出するのですが、アクセス拒否されちゃうので受信済みの過去のメールまでも全く表示できないというとんでもない事態に。
Norton の「インストールの修正」機能
あきらめて一旦アンインストールして再インストールしよかと思ったんですけど、「修正」だけで治ってしまいました。こんな機能あったのね!
多分、基本(モジュール内部?)設定のみが初期化(?)されるようです。ユーザで設定したオプションやファイアウォールのルールなどはそのままです。
「プログラムの追加と削除」画面におきまして、Norton Internet Security を探しまして「変更」をポチっとな。
「修正」をポチっとな。
「保護者機能」はお好みで。私は保護者じゃないので(ぇ)「いいえ」をチョイス。
数秒で終わっちゃいますな。これにて終了。再起動要求画面が出たらサクッと従いましょう。
これで治らない場合は面倒くさいですけどアンインストールして再インストールした方がいいでしょうね。ま、Norton使用者は慣れてると思いますけど。(ぇー
Nortonの方は治りましたがThunderbirdに関してはAuto-Protectの検出によってメールが一切表示できないので処理が必要でした。つまり検出のみで修復は全然できていなかったという・・・
- Mozilla Thunderbird の場合
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う〜ん、これはかなりやっかいでしたね。ウイルスメール受信時に受信トレイの元データであるInboxファイルをAuto-Protectが検出するわけですが、このファイルは受信トレイ全体のデータですから、Auto-Protectによってアクセスをブロックされてメールの表示が全くできなくなってしまいました。
検出後にウイルス・スキャナが起動して修復完了の通知画面が出るのですが、実際には修復されないのですよ(Inboxファイルを直接触ろうとすると検出→スキャンの無限ループorz)。なんだかなぁでした。
とりあえずNortonの「修正」後に以下のことを行いまして復活できました。
- Norton のAuto-Protect を一時無効にする
- Thunderbird を起動
- 不要メールを削除
- 受信トレイを右クリック「このフォルダを最適化」。ごみ箱や迷惑メールも同じく。
単純に削除しただけでは元データのInboxファイル(※From区切りのテキストファイルです)内に残ったままとなります。だから何度も検出されてしまうかもしれません。最適化すると元データからも削除されます。
画面でメールをすべて削除してもInboxファイルが数十MBなんてこともよくあるので定期的に最適化しといた方がよろしいかと。これは他のメールクライアントでも同じですけどねー。Outlook Express なら、ツール→オプション→メンテナンス→整理する、でできます。
【追記】以下にチェックを入れておくとウイルス対策ソフトのリアルタイムスキャンでウイルスメールの受信時削除が可能でした。
- ツール→オプション→プライバシー→ウイルス対策
- 受信したメッセージは一旦個別の一時ファイルとして保存してからメールボックスに移動させる
検出時にウイルス対策ソフトによる警告、及びThunderbirdのエラー通知画面が出ますが、ウイルスのみ削除されました。Norton では「
..\TEMP\newmsg
」に対してアクセス拒否の警告が出ますが、この一時ファイルはその後のスキャンで削除されるようです。TLS/SSLを使う場合はこの設定を有効にしておく方がいいかも。
というわけで、ウイルスメールが全く来ない方には関係ないのですが、電子メールスキャンがないと結構苦労しちゃいますよってことで。