- 作者: 山口雅也
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1998/05
- メディア: 文庫
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山口雅也の例の文庫本がみつかりましたー。
「へ? ヒネモス? ひねもすはーっと、えーと・・・・・・そう、あんたの言うとおり、スペイン語。スペイン人の名前ですよ。そうヒネモスさん。昔、エド(江戸)時代の頃、スペイン人のヒネモスさんが、ナガサキ(長崎)に来たんだな・・・・・・。」
「ノタリは海にいる生物なのですか?」
「ノタリは、えー、スナメリのようなもんでね、まぁ、クジラの一種と思ってもらっていい。」
「あんまりノタリを獲りすぎちゃいけませんよと言ってたしなめた一句 ----ってところだな」「日本人は昔から環境問題には大きな関心を寄せていたのです」
「おお、そうでしたか・・・・・・」
いやはや。このインチキ・サヘイジさんとやらはある意味天才かもと思いました。
個人的には主人公のトーキョー・サム(東京茶夢)が連発するフレーズ
「おお、ワビ!」とか「おお、イキ!」がウケてました。
あと、すみません「観音様」って女性かと思ってました。
カンノン様は実は性別を超越した存在で、サトリ(悟り)を開いたホトケ(仏)になる資格があるのに、苦しんでいる人々が救われるまではそうならずに下界で功徳を施すという、なんとも博愛主義的なお方なのだ。
俗語で女性のことを「観音様」と呼ぶのは「観音開き」から来ていると思っていた私はただの「エロおやじ」でしょうか?(下ネタですみません。)