【ご注意】ここの内容は、HTTP-FUSE-KNOPPIX501
(httpfuse-trusted_20061101.iso)についてのものです。
Windows上で直接isoイメージを展開(抽出)するには Super ウルトラISO や 7-Zip などが便利です(※7-Zipで展開時の[BOOT]ディレクトリはブートセクタなので基本的に不要です)。
仮想CDソフトやWinRARなどでは、ファイル名がすべて大文字の8.3形式となってしまうことがあるため上記をおすすめします。
USBメモリでブートいろいろ “ミニ”Linux編のつづきです。
必要なファイルをインターネット上のサーバからダウンロードしつつ起動するKNOPPIXです。サイズはたったの8MBほどですが、起動後はCD版と(ほぼ?)同じアプリケーションが利用できます。
このUSBメモリ版(って、私が作ったわけじゃなしにたまたまできちゃっただけのくせに偉そうなこと言ってる気も激しくしますが...w)とHTTP-FUSEではない通常のCD版などと比べた場合の利点は、当たり前ですがCDを使わないのでCDドライブが空くこと。通常のCD版をオンメモリで使うのと同じような状態です。また、起動後は(マウントしてないなら)USBメモリは外してしまってもいいのです。別のUSBデバイスに繋ぎ換えたり再マウントも可能です。
【追記】すみません、なんかややこしい表現してました。HTTP-FUSE のCD版もオンメモリで動くようなのでCDの利用は可能です。また、通常のCD版でもメモリが1GB以上なら toram オプションを付けてオンメモリで起動できる様ですね。
但し、でっかい短所もあります。大体想像付くと思いますが、動作が重いです。ブロックファイルがダウンロード済で一度起動したアプリケーションはそれなりに使えますが、初回起動時にはかなり時間がかかります。
【追記】メモリがあふれちゃうと極端に動作が緩慢になるので注意しておいた方がいいかも(freeコマンドでの確認)。デスクトップが起動した時点でメモリは400MBほど使用されるようです。テキストモードでは180MBほどでした。
いや、あの、「通常のCD版をUSB化すればいいやん!」なんですけど、今私の手持ちは128MBポッキリなので、そこはそれ...ということでお察しください(w。
あっと、あくまでメンテナンスや緊急手段としては結構使える?な風で常用にはまったく向かないと思います。
【追記】起動前にUSBメモリやFAT32/ext3パーティションに「knxblock」の名前でディレクトリを作っておくとダウンロードされたブロックファイルが保存されて再利用できるので動作が安定するみたいです。(最低128MB以上700MBですべて)。
- USBキーボード
-
USBキーボードではブート途中で使えなくなることがあります。サーバの選択ができなくなります。その際はブート時に以下の様にオプションを入力します。
knoppix fuse_uri=[]http://ring.aist.go.jp/archives/linux/knoppix/knx501tpm/knoppix501en[]
または、設定ファイル(syslinux.cfgかmenu.lst)に追記する。
- 動作環境
-
- ルータなどDHCPサーバがネットワーク内にあること
- 固定IPアドレスのオプションもあるので?ですが、私の環境では起動できなかったので。
- 搭載実メモリは512MB以上は必要かと
- 256MBでは劇重でした。テキストモードなら256MBでも十分使えました。
- ルータなどDHCPサーバがネットワーク内にあること
- 概要
-
起動後はCD版と同様に使えます。
- サイズ - 約8MB
- 日本語版
- ウィンドウマネージャ - Kwin(KDE)
- パッケージ
- Partimage - バックアップ/リカバリー
- QTparted - パーティション編集
- Gpart/Testdisk - 診断ツール
- Sambaサーバ
- SSHサーバ
- Webブラウザ - Firefox/Konqueror
- ファイルマネージャ - Konqueror/ etc
- 注意点
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もしかしたら私の環境でのみの問題なのかもしれませんが一応書いときます。USBメモリで起動していることが問題なのかもしれません。【追記】CD版でも同じでした。
- デスクトップのローカルハードディスクのアイコンをクリックしてもマウントできない
-
USBデバイスは大丈夫なようですけど...
コンソールから
cat /etc/fstab
でマウントポイントを確認してマウントしませう。$ mount /media/hda1
NTFSも書き込み可能でマウントされます。読み取り専用にしたい場合は下記を追加で実行
$ mount -o remount,ro /media/hda1
/
(ルート)以下のファイルシステムをKonquerorで開こうとするとフリーズする-
※
ls /
とかもだめみたい。ローカルHDを開く場合はコンソール画面でマウントポイント(
/media/hda1
とか)をコピーして、Konquerorの場所バーに貼り付けるとか。フリーズしちゃった場合は、Ctrl-Alt-BackSpace でX(デスクトップ環境)を再起動しませう。設定は引き継がれます。(※何度かXを再起動させると結構動きが軽くなったりしました。)
- 日本語表示等
-
Windowsのファイルを扱う場合は起動時にUTF-8オプションを付けとけばほぼ問題ないかと。
起動時のboot:プロンプトに続けて以下を入力(※このUSBメモリ版のsyslinuxでの起動の場合ですけど)
boot: knoppix lang=ja.utf8
- 作成
-
理由はよくわかってないのですが(滝汗)、
Linuxでパーティションを作成してしまうとだめなようです。(つまりデバイスとしてsdn のみが存在して sdn1などパーティションがない状態)。全然関係なかったです。パーティションを切ってる状態でも可能でした。勘違いですみません。- Windows XPのエクスプローラ上でUSBメモリをFATでフォーマット
- CD内のisolinuxフォルダの“中身”をUSBメモリのルートへコピー
- Windows上でsyslinuxをUSBメモリへインストール
- isolinux.cfg を syslinux.cfg へリネーム
- ファイル内の
lang=ja
の部分をlang=ja.utf8
に変えとくのもいいかも
- ファイル内の
使い方とかのめも
UTF-8環境での起動。ブート時のプロンプトに続けて以下を入力。
boot : knoppix lang=ja.utf8
初回起動時は遅くなるが NetSelect で最も近いサーバを自動選択させた方がよいです。
テキストモード(CUI)での起動
boot : knoppix lang=ja.utf8 2
全画面コンソールへの切り替え。デスクトップ環境から再起動せずにテキストモードに切り換えたい時など
Ctrl-Alt-F2
[F3|F4]- 戻るには
Alt-F5
ネットワークコンピュータの参照
- 進む→ネットワークフォルダ→Samba共有
- Sambaサーバの起動
-
ファイルを救出したい場合など、Windowsマシン側からアクセスする方が楽かも。
- KNOPPIXメニュー(ペンギンアイコン)→Services→Start Samba Server で任意のパスワードを入力
マウントポイントをリンクしておく
$ ln -s /media /home/knoppix
ファイル名を指定して実行から
\\knoppix
または、ifconfigコマンドでIPアドレスを確認して\\アドレス
。ユーザ名はknoppix
。テキストモードでの起動は以下のコマンドを実行
# /etc/init.d/samba start
パスワードの設定
# smbpasswd -a knoppix
パスワードを2回入力