下記の続きですねん。
※ SARDU 2.0.4.3 での確認です。
設定メニュー
【注意】USBメモリ版作成時は【Add Extra ISO ...】しか出番はなさそうです。USBメモリを直接ごにょごにょする方が楽かもなんで。orz
- enable Extra
- Add Extra ISO ... - isoを追加
- Add Extra ISO (GRUB)
- Add Extra ISO in RAM (GRUB)
- Add Extra ISO in RAM (memdisk)
- Add Extra ISO in RAM - raw - (memdisk)
- Load menu isolinux (cfg) - ブート設定ファイルを追加 (ISOLINUX, SYSLINUX)
- Load menu GRUB4DOS (lst) - ブート設定ファイルを追加 (GRUB)
- Add item to the menu ISO_Extra - ブートエントリ (LABEL) を追加
- Add personal Folder - フォルダ追加
- Add personal File - ファイル追加
私がわかってる分だけめもってみるにゃ。
enable Extra
【File】メニューにあります。デフォルト無効。これを有効にすると、
Extra
フォルダがそのまま CDルートにコピーされる- メインメニュー (
/isolinux.cfg
,/syslinux.cfg
) に/Extra/extra.cfg
へのチェイン設定追記 /Extra
に grub.exe, grldr, menu.lst が追加される
次のような場合に使いませう
- 設定ファイルを追加するには
Extra
フォルダにコピーしておく - 設定を追加したい場合は、
Extra/extra.cfg
に「追記」する
- メインメニュー
/isolinux.cfg
,/syslinux.cfg
label Menu extra Menu label Menu ^Extra MENU INDENT 1 kernel vesamenu.c32 APPEND /extra/extra.cfg
/Extra/extra.cfg
追記例 - #-> EDIT HERE <-
の間に追記
#-> EDIT HERE <- LABEL hoge MENU LABEL Hoge (SYSLINUX) MENU INDENT 1 KERNEL /vesamenu.c32 APPEND /Extra/hoge.cfg LABEL hage MENU LABEL Hage (GRUB for DOS) MENU INDENT 1 KERNEL /Extra/grub.exe APPEND --config-file="configfile /Extra/hage.lst" #-> EDIT HERE <-
Add Extra ISO ...
任意の場所のiso&タイトルを指定するだけで、ブート設定も自動追加。
isoから直接ブート可能なモノに使いませう。
- Add Extra ISO (GRUB) - GRUB for DOS の Direct Mapping (isoを直接マウント)
- Add Extra ISO in RAM (GRUB) - GRUB for DOS の Indirect Mapping(isoをメモリにロードしてマウント)
- Add Extra ISO in RAM (memdisk) - SYSLINUX の memdisk で(isoをメモリにロードしてマウント)
- Add Extra ISO in RAM -raw- (memdisk) - SYSLINUX の memdisk で(isoをメモリにロード、rawオプションでマウント)
メモリにロードする方が起動は確実ですが、ロードに多少時間がかかりRAMもその分消費します。
直接マウントは早いですが、USBメモリではファイルの断片化を解消しておく必要があります。(USBメモリのフォーマット後にSARDUを実行した場合は断片化はないと思いますけど。)
- 手順
-
- メニューから選択してisoを指定、任意のLABEL(タイトル)を指定
ブートメニュー【Menu Extra ISOs】から起動します。
/ISO_EXTRA
フォルダと/boot/grub.exe
追加- isoは
/ISO_Extra
にコピー - メインメニュー (
/isolinux.cfg
,/syslinux.cfg
) に/ISO_Extra/ISO_Extra.cfg
へのチェイン設定追記 - iso直接起動のエントリが
/ISO_Extra/ISO_Extra.cfg
に追記
/isolinux.cfg
,/syslinux.cfg
label Menu Extra ISOs Menu label Menu ^Extra ISOs MENU INDENT 1 kernel vesamenu.c32 APPEND /ISO_Extra/ISO_Extra.cfg
/ISO_Extra/ISO_Extra.cfg
label Boot from AcronisMedia menu label Boot from AcronisMedia (GRUB) MENU INDENT 1 kernel /boot/grub.exe APPEND --config-file="find --set-root --ignore-floppies /ISO_Extra/AcronisMedia.iso ; map --heads=0 --sectors-per-track=0 /ISO_Extra/AcronisMedia.iso (hd32); map --hook; chainloader (hd32)
Add item to the menu ISO_Extra
入力したブートエントリ(SYSLINUX形式)が追記される。
- 手順
-
- MENU LABEL, KERNEL, APPEND を順に入力
/ISO_EXTRA
フォルダと/boot/grub.exe
追加/ISO_Extra/ISO_Extra.cfg
にエントリが追記される
ブートメニュー【Menu Extra ISOs】から起動します。
/isolinux.cfg
,/syslinux.cfg
label Menu Extra ISOs Menu label Menu ^Extra ISOs MENU INDENT 1 kernel vesamenu.c32 APPEND /ISO_Extra/ISO_Extra.cfg
/ISO_Extra/ISO_Extra.cfg
label Boot from test menu label Boot from test MENU INDENT 1 kernel /boot/grub.exe APPEND APPEND --config-file="configfile /test.lst"
Add personal Folder
CDルートに指定フォルダ追加
- 指定したフォルダをCDルートへコピー
/ISO_EXTRA
フォルダと/boot/grub.exe
が追加される
原則ブート設定はされないので【Add item to the menu ISO_Extra】で入力するか、【enable Extra】で /Extra/extra.cfg
を編集する必要があります。
Add personal File
CDルートに指定ファイル追加
- 指定したファイルをCDルートへコピー
/ISO_EXTRA
フォルダと/boot/grub.exe
が追加される
原則ブート設定はされないので【Add item to the menu ISO_Extra】で入力するか、【enable Extra】で /Extra/extra.cfg
を編集する必要があります。
Load menu ...
※ 下記2点について今んとこ使い方がわかりません。orz
- Load menu isolinux (cfg)
- Load menu GRUB4DOS (lst)
/boot/grub.exe 追加、指定したブート設定ファイルのエントリが /ISO_Extra/ISO_Extra.cfg
に追記される。しかし、ISO_Extra.cfg
のパスが Windows 上のものになってて変です。orz
/isolinux.cfg
,/syslinux.cfg
label Menu Extra ISOs Menu label Menu ^Extra ISOs MENU INDENT 1 kernel vesamenu.c32 APPEND /ISO_Extra/ISO_Extra.cfg
/ISO_Extra/ISO_Extra.cfg
label Boot from test menu label Boot from test MENU INDENT 1 kernel /vesamenu.c32 APPEND /SARDU_2.0.4.3/ISO/Extra/test.cfg
/ISO_Extra/ISO_Extra.cfg
label Boot from test menu label Boot from grub4dos MENU INDENT 1 kernel /boot/grub.exe --config-file="configfile /SARDU_2.0.4.3/ISO/Extra/test.lst
どないするん?
【注意】USBメモリの場合は(1)を除き、USBメモリ内のファイル・フォルダをごにょごにょする方が楽だと思われます。
3種類に分けてみます。
- isoブート可、オプション不要でオンメモリ起動可なもの
- isoブート可、追加オプション必要
- isoブート不可
isoブート可、オプション不要でオンメモリ起動可なもの
isoを指定するだけなので簡単。True Image や Paragon の ブートCDとか。
- 手順
-
- 【Add Extra ISO in RAM (GRUB)】からiso(任意の場所)を指定
- タイトルを入力
isoのサイズが大きい場合は
- 【Add Extra ISO (GRUB)】からiso(任意の場所)を指定
- タイトルを入力
isoブート可、追加オプション必要
isoブート用のオプションをiso内のブート設定ファイルにオプションを追記する必要があります。
- ※ iso内のブート設定ファイル
- ISOLINUX (iso) -
isolinux.cfg
など - SYSLINUX (USB) -
syslinux.cfg
など - GRUB -
menu.lst
- ISOLINUX (iso) -
- 手順
-
isoサイズが約300MB以下の場合(※ 370MB程でもおkでした)
- UltraISO(試用版)でiso内のブート設定ファイルを編集・置換
- 【Add Extra ISO (GRUB)】からiso(任意の場所)を指定
- タイトルを入力
ブートメニュー【Menu Extra ISOs】から起動します。
UltraISO試用版では300MBの制限があるので、それ以上の場合は後述の“ミニiso”方式、または下記の手順で
- 【enable Extra】のチェックオン
- isoを
Extra
フォルダにコピー - isoブート用のブート設定 (grub4dos形式) ファイル自分で作成して
Extra
フォルダにコピー /Extra/extra.cfg
に追記
ブートメニュー【Menu Extra】から起動します。
/Extra/extra.cfg
#-> EDIT HERE <- LABEL xxx MENU LABEL xxx Linux KERNEL /boot/grub.exe APPEND --config-file="configfile /Extra/xxx.lst" #-> EDIT HERE <-
isoブート不可
※ サブディレクトリからの起動はかなりややこしい場合があるので後述の“ミニiso”方式の方がいいかも。
展開済みフォルダを追加します。ファイルのパスが変わるので設定ファイルの編集も必要です。
【注意】USBメモリの場合はUSBメモリ内のファイル・フォルダをごにょごにょする方が楽だと思われます。
- ※ ブート設定ファイル
- ISOLINUX (iso) -
isolinux.cfg
など - SYSLINUX (USB) -
syslinux.cfg
など - GRUB -
menu.lst
- ISOLINUX (iso) -
- 手順
-
- 【enable Extra】のチェックオン
- isoを xxx フォルダに展開
- xxx フォルダ 内のブート設定ファイル内のファイルのパスを編集、オプションが必要なら追記
/Extra/extra.cfg
に追記- 【Add personal Folder】xxx フォルダを指定
/Extra/extra.cfg
- ISOLINUX の場合
#-> EDIT HERE <- LABEL xxx MENU LABEL xxx Linux KERNEL /vesamenu.c32 APPEND /xxx/isolinux.cfg #-> EDIT HERE <-
/Extra/extra.cfg
- GRUBの場合
#-> EDIT HERE <- LABEL xxx MENU LABEL xxx Linux KERNEL /boot/grub.exe APPEND --config-file="configfile /xxx/menu.lst" #-> EDIT HERE <-
UltraISOでファイル編集
体験版では300MBに制限されますがisoの編集ができますん。(※ 370MB程でもおkでした)
設定ファイルをチョイチョイと書き換えてisoを再作成できますねん。
※ インストーラーはどれも内容同じみたいです。
- UltraISOでの基本操作
-
- UltraISOで対象のisoを開く
- ブート設定ファイル (
isolinux.cfg
,syslinux.cfg
,menu.lst
など) を 下画面にドラッグ - 下画面のファイルを編集
- 編集したファイルを上画面にドラッグ
- 【ファイル】-【名前を付けて保存】任意の名前で保存(元ファイルは変更なし)
“ミニ” iso 方式
- これは何?
-
300MB超のisoとか、isoブート非対応な場合に試してみるです。
- (大きな)ルートイメージファイル(or ディレクトリ)をisoから抜き出す
- 抜き出したルートイメージをルートなどに保存する
- ドライブ(パーティション)ルートに置けばオプションで指定しなくとも自動検索されることが殆ど
- ルートイメージを削除した “ミニ” iso を作成
- UltraISOでの基本操作
-
- ファイル抜き出し(抽出) -ファイルを指定して【動作】【取り込む】
- 削除 - ファイル右クリックから
- 【ファイル】-【名前を付けて保存】任意の名前で保存(元ファイルは変更なし)
SARDUへの追加は作成した“ミニ”isoを【Add Extra ISO ...】&抜き出したフォルダを【Add personal Folder】で。
追加例
isoブート可、オプション不要
オンメモリ起動のもの、つまりisoのチェインロードのみで起動できるものは追加が簡単でした。
- Windows PE 系等
- Paragon Backup & Recovery ブートCD
- True Image WD Edition
- Seagate DiscWizard
- EASEUS Todo Backup ブートCD
- 手順
-
- メニュー【Extra】→【Add Extra ISO in RAM (GRUB)】からiso(任意の場所)を指定
- LABEL名(タイトル = True Imageなど)を入力
ブートメニュー【Menu Extra ISOs】から起動します。
/ISO_Extra
に指定したiso、及び/boot/grub.exe
がコピーされる/ISO_Extra/ISO_Extra.cfg
にエントリが追記される
True Image WD Edition の AcronisMedia.iso
を指定してみますた。
設定ファイルはこんなかんじでした
/isolinux.cfg
,/syslinux.cfg
label Menu Extra ISOs Menu label Menu ^Extra ISOs MENU INDENT 1 kernel vesamenu.c32 APPEND /ISO_Extra/ISO_Extra.cfg
/ISO_Extra/ISO_Extra.cfg
label Boot from AcronisMedia from memory menu label Boot from AcronisMedia from memory MENU INDENT 1 kernel /boot/grub.exe APPEND --config-file="find --set-root --ignore-floppies /ISO_Extra/AcronisMedia.iso ; map --heads=0 --sectors-per-track=0 --mem /ISO_Extra/AcronisMedia.iso (hd32); map --hook; root (hd32); chainloader (hd32)
Knoppix 日本語版(LCR版)
※ isoブート可、追加オプション必要
- Knoppix 日本語版(LCR版) - ライブCDの部屋
- ダウンロード : ファイル名
KNOPPIX_V6.7.1CD-2011-09-14-JP.iso
GRUB for DOS のisoブート用設定ファイルを作ってみますた。(ただ単にgrub4dos用にコピペしただけorz)
- 拙作ブート設定ファイル : kx671lcr.lst
- 手順
-
Extra/extra.cfg
を編集
#-> EDIT HERE <- LABEL knoppix671lcr MENU LABEL Boot from Knoppix 6.7.1 LCR MENU INDENT 1 KERNEL /Extra/grub.exe APPEND --config-file="configfile /Extra/kx671lcr.lst" #-> EDIT HERE <-
- 【enable Extra】のチェックオン
/Extra
へコピー- isoと
kx671lcr.lst
- isoと
ブートメニュー【Menu Extra】から起動します。
Ubuntu Desktop 日本語 Remix CD 11.04/11.10
※ isoブート可、追加オプション必要
※ SARDU の Linuxタブ上の Ubuntu のチェックは外しておくこと。
- Ubuntu Desktop 日本語 Remix CDのダウンロード | Ubuntu Japanese Team
- ダウンロード : ファイル名
ubuntu-ja-11.04-desktop-i386.iso
- ダウンロード : ファイル名
ubuntu-ja-11.10-desktop-i386.iso
- ダウンロード : ファイル名
GRUB for DOS のisoブート用設定ファイルを作ってみますた。(ただ単にgrub4dos用にコピペしただけorz)
- 拙作ブート設定ファイル :
- 手順
-
Extra/extra.cfg
を編集
#-> EDIT HERE <- LABEL ubuntu1104 MENU LABEL Boot from Ubuntu DesktopCD 11.04 MENU INDENT 1 KERNEL /Extra/grub.exe APPEND --config-file="configfile /Extra/ubuntu1104jp.lst" LABEL ubuntu1110 MENU LABEL Boot from Ubuntu DesktopCD 11.10 MENU INDENT 1 KERNEL /Extra/grub.exe APPEND --config-file="configfile /Extra/ubuntu1110jp.lst" #-> EDIT HERE <-
- 【enable Extra】のチェックオン
/Extra
へコピー- isoと
ubuntu1104jp.lst
,ubuntu1104jp.lst
- isoと
ブートメニュー【Menu Extra】から起動します。
Puppy Linux 日本語版
※ isoブート不可。“ミニ” iso 方式で。
- Puppy Linux 日本語版
- ダウンロード : ファイル名
wary-511-01j-k2.6.32.28-small.iso
ブートローダーが ISOLINUX じゃないのでSARDUでチェックしても設定ファイルが作成されません(中身が空)。とりあえずなやり方...です。
- 手順
-
- 任意の場所にpuppyフォルダ作成
- UltraISOで作業
- UltraISOでisoを開く
- メニュー【動作】-【取り込む】でpuppyフォルダへすべて展開
- iso内の
lang_pack_ja-1.1-w5.sfs
,wary_511.sfs
を削除 - メニュー【ファイル】-【名前を付けて保存】、<元の名前>-mini.iso などとして保存
- 【Add personal Folder】でpuppyフォルダ指定
- 【Add Extra ISO in RAM (GRUB)】で作成したisoを指定
ブートメニュー【Extra ISOs】から起動します。
Linuxメニューにも追記されてしまう模様ですが、そっちからは起動できないです。悪しからず...