【注意】安全面を考えますと、かなり不安であると言っていいかも。あくまで実験というか、お試しモードです。
ノートPCのHDが余ってるのでちょっと遊んでみた。一応使えてるけど、危険ポイントが多少あるのでめもっとこ。
- 確認環境
- dynabook SS 1610 11L/2
- Pentium M 1.10 GHz, RAM 768 MB
- USB HD ブート非対応、PLoP Boot Manager 経由でブート
- USB HD = 2.5inch IDE 20 GB (電源補助なし)
- netbootイメージ使用、ネットワークブートでインストール
■ 事前準備
- 内蔵HDの丸ごとバックアップを取っておくべし!
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- まちがって内蔵HDのパーティションを弄ってしもた
- Windowsやリカバリー用のパーティション消しちゃったー、とか
- 内蔵HDにGRUBをインストールしてしもた
- GRUBのstage2はUSB HD上にありますから、USB HD繋がないと何も起動しなくなります
- リカバリーができなくなります
インストールが成功したら、その時点でのUSB HDのイメージも取っておいた方がいいかと。
True Image がもっとも楽かなぁ。フリーならClonezilla Liveとか。よくあるミスしちゃった場合のリカバリーのために。
- まちがって内蔵HDのパーティションを弄ってしもた
- GRUB起動ディスクを作っておくべし
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【追記】あっと、USBブート非対応だと使えませんけど...
起動ディスクとして使うならGRUB for DOSが便利。GRUB for DOS入りLiveCD (Parted Magic) なんてのもあるし。
- HD上のmenu.lstを検索して表示 (GRUB for DOS)
find --set-root --ignore-floppies --ignore-cd /boot/grub/menu.lst configfile /boot/grub/menu.lst
■ 注意点
- USB HDが第1HDなのか、第2HDなのか、それが問題だ!
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パーティションの編集、及びGRUBのインストールはUSB HDに行う、内蔵HDにやってはいけない!
- このKubuntu 8.04では、IDE HD(P-ATA HD)も
/dev/sdx
で認識する - インストール時は、USB HDからブートしていないので、内蔵HDが
/dev/sda
、USB HDは/dev/sdb
になると思いきやその逆で、USB HDが/dev/sda
になってた - (USB HD上の)GRUBのmenu.lstは、パーティションの指定は
root (0,x)
、つまり第1HDとしてブート、Kubuntu起動後のUSB HDは/dev/sdb
ややこしいなぁ。
※ Ubuntu 9.04 では、rootではなくuuidでパーティションを指定するのでGRUBに関しては問題ないかも
尚、インストール直後の初回起動ではかなり時間がかかりました。GRUBのメニュー表示まで3分、ログイン画面表示まで約10分程。
- このKubuntu 8.04では、IDE HD(P-ATA HD)も
- USBポートがゆるゆる?
-
USBポートがやや接触不良気味だからなのか、何度か USB HD が認識されなくなることがありました。USBの接続が切れるのが原因らしい。USBポートの接続状態に注意。延長コード使用で解決?
- 別PCでの使用は?
-
ハードウェアが自動認識されれば使えないこともない。でもあんまり期待しない方がよさそう。
内蔵NICは
eth1
として認識されたので手動設定が必要でした。
■ インストール
- netbootイメージでインストール
-
デスクトップ環境は、Ubuntu(GNOME), Kubuntu(KDE), Xubuntu(Xfce) など選択可能
pxelinux.cfg/default
(syslinux.cfg
)
LABEL ubuntu-installer KERNEL /ubuntu/linux APPEND vga=normal initrd=/ubuntu/initrd.gz locale=ja_JP
- GRUBなら(
menu.lst
)
title Ubuntu installer root (hdx,x) kernel /ubuntu/linux vga=normal locale=ja_JP initrd /ubuntu/initrd.gz
Debian installer とよく似てるけど若干違いあり
- GUI版はなし?
- デスクトップ環境の選択可能(※ ここで Kubuntu デスクトップ を選択)
- 日本語環境など追加インストールが必要
- 日本語環境
-
$ wget -q []https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg[] -O- | sudo apt-key add - $ sudo wget []https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/hardy.list[] -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list $ sudo apt-get update $ sudo apt-get upgrade $ sudo apt-get install kubuntu-desktop-ja
- KDEの設定
- システム設定 → 国と言語でjapanese追加
- KDEの設定
- firefox
# sudo apt-get install firefox
- flash plugin
# sudo apt-get install flashplugin-nonfree
9.0 r159 がインストールされた。10.xを入れるのはちょっと苦労しそうなのでこのままがいいかもしれない...
- flash plugin 最新版をインストール
-
※ 色々方法があるようなので一例かな?
- Adobeのサイトからdebパッケージをダウンロードしてインストール
sources.list
の Canonical's 'partner' repository を有効に- aptでアップデートが可能に
しかし、Firefoxでは
.mozilla/plugins
にリンクしないと認識しないらしい?$ cd $ mkdir .mozilla/plugins $ ln -s /usr/lib/adobe-flashplugin/libflashplayer.so .mozzila/plugins/
- サービス設定ツール
# sudo apt-get install sysvconfig
- ネットワークアイコン
- Kメニューのシステム設定で【ネットワークモニタ】を有効にする
# sudo apt-get install knemo
- 内蔵HDのWindowsのブート - menu.lstに追記
title Windows
map (hd0) (hd1)
map (hd1) (hd0)
chainloader (hd1,0)+1
rootnoverify (hd1,0)
■ 備考
- Debian lenny と比較しての感想
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個人的には大差なしですねぇ。UbuntuでできることはDebianでもできるので。
OOo、KlamAV とか最初から入ってるのは楽かも。
あっと、Debianもsargeの頃は日本語関連の設定などに苦労したりしましたが、最近はどのディストリもGUI関連も含めて進化してるので、あまり差がなくなって来てると言えるかも。