Palm84 某所の日記

有為のクマにかくれり~

Linux Mint 17 "Qiana" - MATE のネットワークブート【CIFS編】

下記ページの続きでありやす。

Ubuntu CIFS編と内容はほとんど同じです。

linuxmint-17-mate-dvd-nocodecs-32bit.iso での確認であります。

注意点

あくまで、ブート手段が他にない場合の緊急手段というか、変態起動ってやつです。

ネットワーク + USBメモリ, or ネットワーク + PLoP Boot Manager + USBメモリの方が簡単で確実かと思われます。orz

  • cifsroot は NetworkManager と相性が悪いらしい?修正が必要でした
  • HDインストール後に GRUB2 の修正が必要です
  • Live起動のシャットダウン、HDインストール後の再起動がうまく行かないかも
参考ページ

CIFS - Windows 共有フォルダへisoをコピー

※ Windows ファイル共有の基本設定については説明割愛すみません。

  1. TFTPルートの iso フォルダ内に linuxmint-17-mate-dvd-nocodecs-32bit ディレクトリ作成
  2. isoの内容をそこへ展開コピー
  3. iso フォルダを共有設定(Users にアクセス許可)、共有名を iso
tftpd32 ルートフォルダ
|  <省略>
|  
+---iso (NFSルート)
|   |   
|   +---linuxmint-17-mate-dvd-nocodecs-32bit
|   |   
|   |   <ここへisoの中身をコピー>
|   |   

TFTPD32 - DHCP/TFTPサーバの設定

※ 手抜きですんません。。。

下記ページ参考で基本的な設定をすましてくだしあ。

pxelinux.cfg/default に追記

pxelinux.cfg/default に下記を追記(IPアドレスとパスは実際のものに変更してくだされ)

一例ですが...

  • 共有名 - iso
  • ユーザー名 - aoisora
  • パスワード - aidamomo
  • IPアドレス - 192.168.0.2
LABEL linuxmint17mate-cifs
MENU LABEL linuxmint-17-mate-dvd-nocodecs-32bit via CIFS
LINUX /iso/linuxmint-17-mate-dvd-nocodecs-32bit/casper/vmlinuz
INITRD /iso/linuxmint-17-mate-dvd-nocodecs-32bit/casper/initrd.lz
APPEND file=/cdrom/preseed/linuxmint.seed boot=casper quiet splash -- root=/dev/cifs netboot=cifs nfsroot=//192.168.0.2/iso/linuxmint-17-mate-dvd-nocodecs-32bit NFSOPTS=-ouser=aoisora,pass=aidamomo,ro ip=dhcp ro
# forcepae xforcevesa nomodeset b43.blacklist=yes ramdisk_size=1048576 root=/dev/ram rw noapic noapci nosplash irqpoll

CIFSブート用の設定がこんなんです。

root=/dev/cifs netboot=cifs nfsroot=//192.168.0.2/iso/linuxmint-17-mate-dvd-nocodecs-32bit NFSOPTS=-ouser=aoisora,pass=aidamomo,ro ip=dhcp ro

以上設定できたら、Here We Go !

f:id:palm84:20181224080926p:plain

ネットワークの設定あたりでチョイ時間かかったりしましたが、Qianaタンキター!

f:id:palm84:20181224080931p:plain

ネットワーク設定の修正

NetworkManager アイコン (nm-applet) は表示されてますが eth0 は認識されてません。DNSサーバが設定されてないのでインターネット接続できません。orz

こんなかんじで修正...

  • /etc/network/interfaces 修正する
$ sudo nano /etc/network/interfaces
  • 内容を下記のみに修正
auto lo
iface lo inet loopback
  • コマンド実行
$ sudo dhclient eth0
$ sudo NetworkManager

※ LiveCD上での接続のみなら dhclient 実行だけでいいと思いますが、/etc/network/interfaces を修正しとくとHDインストール後も NetworkManager で有効になりました。

【必須】HDインストール後に起動できない

GRUB2の修正が必要になります。orz

原因は、Liveブート時のカーネル・パラメータ(コマンドライン・オプション) = root=/dev/cifs netboot=cifs ... ip=dhcp ro ... /initrd.lz が引き継がれてしまったことによるものでありました。。

修正するには...

  1. ブート時にGRUB2の編集モードに入り、余分なパラメータを消去して起動(※ 再起動前に /target/boot/grub/grub.cfg を修正してもおk!)
  2. /etc/default/grub を修正
    • GRUB_CMDLINE_LINUX="" とする
  3. $ sudo dpkg-reconfigure grub-pc を実行(変更の必要はないと思います、update-grub の方がいいかも?)

ほななな