- BIOS(MBR)ブート専用です!
UEFI環境では起動できないのでご注意。
- 最終更新日 2013.2.23
-
- 2013.2.23
- Parted Magic, Windows PE など追記
- 2013.2.21
- バージョン v4.00 tftpd64.exe, SYSLINUX 5.0 以降の ldlinux.c32 について追記
- 2011.1.3 画像を バージョン v3.51 のものに差替
- 2013.2.23
はっきり言ってLinuxよりも簡単ですね。インストールの必要もないので、USBメモリなどからでも起動可能。
概要
※ SYSLINUX についてはバージョン5.x 以降かなり変更があるので間違いがあるかもしれません。ご容赦をば。
- おおまか手順
IPアドレスの確認
まず自PCの「IPアドレス」とか確認しまひょ!
慣れてる人には言わずも(ry
- コマンド プロンプトを開き?
ipconfig /all
と打つべし- 「IPv4 アドレス」または「IP Address」を探してPCのIPアドレスを確認するナリ
C:\Users\yassy>ipconfig /all < 途中略 > イーサネット アダプター ローカル エリア接続: 接続固有の DNS サフィックス . . . : 説明. . . . . . . . . . . . . . . : Realtek PCIe GBE Family Controller 物理アドレス. . . . . . . . . . . : A0-<略> DHCP 有効 . . . . . . . . . . . . : いいえ 自動構成有効. . . . . . . . . . . : はい リンクローカル IPv6 アドレス. . . . : <略>(優先) IPv4 アドレス . . . . . . . . . . : 192.168.11.8(優先) サブネット マスク . . . . . . . . : 255.255.255.0 デフォルト ゲートウェイ . . . . . : 192.168.11.1 DHCPv6 IAID . . . . . . . . . . . : 245412812 DHCPv6 クライアント DUID. . . . . . . . : 00-01-<略> DNS サーバー. . . . . . . . . . . : 192.168.11.1 8.8.8.8 NetBIOS over TCP/IP . . . . . . . : 有効
XPだと表示内容が英語だったりしますが・・・orz
- サブネット マスク (Subnet Mask) - 家庭用では普通
255.255.255.0
です
インターネットに接続するなら下記2点も確認するする
- デフォルト ゲートウェイ (Default Gateway)
- DNS サーバー (DNS Servers)
サーバの設定
【2013.2.21 追記】バージョン4.0以降からなのか、OS が64ビットの場合は tftpd64 の方でないとだめみたいです。
- ダウンロード
-
- TFTP server
tftpd32 standard edition (zip)
をダウンロード- or
tftpd64 standard edition (zip)
をダウンロード - tftpd32フォルダを作成し、展開
tftpd32.exe
ortftpd64.exe
を実行
インストーラ版とZIP版があります。インストーラ版はアンインストールコマンド付(フォルダとレジストリキーの削除。スタートメニューに登録)。ZIP版は展開して tftpd32.exe (tftpd64.exe
) を実行するだけ。
設定はフォルダ内の tftpd32.ini
に保存されてました(※一部レジストリにも)。
TFTPD32(TFTPD64)を起動、「Server interfaces」のIPアドレス確認。
「Settings」ボタンを押してサーバー設定。
- GLOBAL タブで下記にチェック
- 【TFTP Server】
- 【DHCP Server】
※ 【Enable IPv6】はどっちでもいいみたいかな?
TFTPサーバの設定
- TFTP タブで下記にチェック
- 【PXE Compatibility】
- 【Translate Unix file names】
- 【Allow '\' As virtual root】
DHCPサーバの設定
- DHCP タブ(DHCPサーバの設定)
-
- 上記の方法などで自PCのIPアドレスを確認
- 【IP pool starting address】 - 割り当て用(開始)IPアドレス
- 自PCのIPアドレスが
192.168.11.2
なら192.168.11.3
から192.168.11.254
まで使える筈、とりあえず192.168.11.200
などにする
- 自PCのIPアドレスが
- 【Size of pool】 - アドレスを割り当てる台数 10 ぐらいで(1以上あれば)
- 【
Boot File
】に pxelinux.0 を指定 - 【Mask】(サブネットマスク)はたいていは
255.255.255.0
でいけるかと
インターネットに接続しないならこれだけでおkかと。
- インターネットに接続
-
インターネットに接続するなら上記で確認して以下も指定しましょう
- 【WINS/DNS Server】 - DNSサーバアドレス(※ Google Public DNS
8.8.8.8
とかでもよし) - 【Default router】 - ゲートウェイ(ルーター)アドレス
- 【Domain Name】 - ドメイン(workgroup)名。Windowsネットワークを使うなら指定(無指定でも使えるけど)
- 【WINS/DNS Server】 - DNSサーバアドレス(※ Google Public DNS
※ あっと、DHCPサーバを起動させる前にルータなど他のDHCPサーバ機能をオフに することをお忘れなく した方が無難かと。
- その他のオプション
-
下記のチェックが必要なことがあるかも。
- 【Persistant leases 】
- 【Ping address before assignation】
環境によるみたいですが、下記の設定の方がうまくいく場合もありました。
- 【Bind DHCP to this address】にチェック
- 【Bind TFTP to this address】にチェック
あるいは、
- TFTPタブで【PXE Compatibility】ではなく【Option negotiation】にチェック
Clonezilla Live では【Ping address before assignation】をオフにしないと起動できませんでした...
【Size of pool】が多いとIP割り当てに時間がかかったり、逆に少ないと何度も再起動した際に割り当てIPがなくなっったり(※初期化するには
tftpd32.ini
内のLease_0_
ナンドカ行とか、レジストリHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TFTPD32\DHCP
を削除しませう)。
ブート用ファイルをコピー
※ SYSLINUX のバージョンは 5.01 での確認です。
- SYSLINUXをダウンロード
- kernel.org( Ring ミラー)
syslinux-x.xx.zip
をダウンロード
- 解凍して下記を tftpd32 フォルダにコピー
core\pxelinux.0
com32\elflink\ldlinux\ldlinux.c32
(SYSLINUX 5.x 以降では必須)com32\libutil\libutil.c32
(SYSLINUX 5.x 以降で menu.c32 使うには必須)com32\menu\menu.c32
(メニュー用)memdisk\memdisk
(ファイル - img, iso 読み込み用)
- ブートイメージなどフォルダを作成してコピー
tftpd32
│ avg.iso
│ memdisk
│ menu.c32
│ ldlinux.c32
│ libutil.c32
│ pmagic.iso
│ pmagic_i586.iso
│ pxelinux.0
│ tftpd32.chm
│ tftpd32.exe ( or tftpd64.exe
)
│ tftpd32.ini
│ winpe.iso
│
├─pxelinux.cfg ディレクトリ(※作成)
│ default(※作成)
│
├─fdboot
│ balder10.img
│ bgrescue.img
│ hogehoge.img
│ msdos_xp.img
│
├─centos
│ initrd.img
│ vmlinuz
│
├─debian
│ mini.iso
│
├─plop
│ plpbt.bin
│
├─ubuntu
│ mini.iso
│
└─vine
initrd.img
vmlinuz
以下、「必要なもの」をコピーしませう。
- コマンド プロンプト コピペ用
-
わかる人(何)向け
set SYSL= set TFTP= pushd %SYSL% copy core\pxelinux.0 "%TFTP%\" copy com32\elflink\ldlinux\ldlinux.c32 "%TFTP%\" copy com32\libutil\libutil.c32 "%TFTP%\" copy com32\menu\menu.c32 "%TFTP%\" copy memdisk\memdisk "%TFTP%\"
FDイメージ
1.44MBイメージだけでなく、2.88MBイメージなども利用可能。FDドライブが無い環境、また、FD版LinuxやDOSなど実FDドライブで起動できないものでもネットブートでは可能なこともあるので、試す価値ありかと思います。
- tftpd32フォルダ内に「
fdboot
」などの名前でフォルダ作成 - FDイメージをコピー
- DOSは Balder (FreeDOS) がオススメ
-
fdisk, format, xcopy, sys など一式入ってます。
keyb jp
でキーマップをJP配列に、loadcd.bat
でATAPI CD認識) - 小さな Linux なら BG-Rescue Linux とか
-
CUIですが今時珍しい(何)FD版Linux です。
bgrescue-x.x.x.img
(2.88MB FDイメージ)をダウンロード。bgrescue.img
とかにリネーム。
Parted Magic (Linux LiveCD isoイメージ)
RAM は1GB以上ないとだめですがGUIの使える Linux LiveCD ということで。isoをダウンロードしてから起動するので時間かかりますが・・・
- start -- Parted Magic
- 拙作めも :
pmagic_2013_01_29 で確認しました。i586はPAE非対応な古いPC向けです。
- 上記サイトからisoをダウンロード
- tftpd32フォルダへisoをコピー
- それぞれ
pmagic.iso
,pmagic_i586.iso
とかにリネーム
Windows PE (isoイメージ)
※ 7 のシステム修復ディスクのisoでは RAM 512MBだとキビシイかもしれません。isoをダウンロードしてから起動するので時間かかります・・・
システム修復ディスクのisoイメージ作成するとか・・・
- isoイメージを
winpe.iso
などとしてtftpd32フォルダへコピー
isoを一気にメモリへロードして起動するので、Norton など起動後にCD内のファイルを参照するものはだめです。
- 「Press any key to boot from CD or DVD...」
-
Windows PE 系ではisoイメージ内の
boot\bootfix.bin
を削除していない場合は、上記のメッセージが出てるうちに何かキーを押さないと起動がスルーされてしまいます。UltraISO などで削除してしまいませう。
ウイルススキャン LiveCD - AVG Rescue CD (isoイメージ)
要 RAM 756MB ですが、1GB以上ないとキビシイかも。isoをダウンロードしてから起動するので時間かかります・・・
- tftpd32フォルダ内にisoをダウンロードしてコピー
avg.iso
にリネーム
eScan も同じ方法でできる筈なのですが起動に失敗すること多し。orz
Linuxインストーラ
※ 最近あまり確認してないので不具合あったらすみません。。。
- tftpd32フォルダ内に
vine
とかcentos
,debian
,ubuntu
とかの名前でフォルダ作成 - Vine, CentOS はインストール用 kernel (vmlinuz) と initrd (initrd.img) をダウンロードしてコピー、Debian, Ubuntu は、
mini.iso
を
- i386
-
Vine, CentOS はテキストーモード&英語(Vine は文字化け)で開始しますが、インストールイメージ取得後にGUIモードとなりました。(
FedoraはローカルにCDが必要みたい?オプション指定で可、後述「その他いろいろ」に追記 )- Vine Linux : Index of /pub/Vine
<バージョン>/i386/images/pxeboot/
- CentOS : Index of /Linux/centos
<バージョン>/os/i386/images/pxeboot/
Debian / Ubuntu では、
mini.iso
で(※ SYSLINUX 3.84 で memdisk でisoイメージの読み込みが可能になりました。)※ 【2013.8.4 追記】Ring の Debian は最近おかしいので
理研のURLに変更。- Debian stable(※テキストモード版): /stable/main/installer-i386/current/images/netboot
- Debian stable(※グラフィカル版): /stable/main/installer-i386/current/images/netboot/gtk
- Ubuntu Netboot Images
- Ubuntu(※テキストモード版 : Index of /ubuntu/dists
<バージョン>/main/installer-i386/current/images/netboot/
- Ubuntu(※グラフィカル版): Index of /ubuntu/dists
<バージョン>/main/installer-i386/current/images/netboot/gtk/
※ 12.04 LTS は
precise-updates
。non-pae版もあります。 - Vine Linux : Index of /pub/Vine
- amd64 (x86_64)
-
- Vine Linux : Index of /pub/Vine
<バージョン>/x86_64/images/pxeboot/
- CentOS : Index of /Linux/centos
<バージョン>/os/x86_64/images/pxeboot/
Debian / Ubuntu では、
mini.iso
で(※ SYSLINUX 3.84 で memdisk でisoイメージの読み込みが可能になりました。)※ 【2013.8.4 追記】Ring の Debian は最近おかしいので
理研のURLに変更。- Debian stable(※テキストモード版): /stable/main/installer-amd64/current/images/netboot/
- Debian stable(※グラフィカル版): /stable/main/installer-amd64/current/images/netboot/gtk
- Ubuntu Netboot Images
- Ubuntu(※テキストモード版 : Index of /ubuntu/dists
<バージョン>/main/installer-amd64/current/images/netboot/
- Ubuntu(※グラフィカル版): Index of /ubuntu/dists
<バージョン>/main/installer-amd64/current/images/netboot/gtk/
- Vine Linux : Index of /pub/Vine
PLoP Boot Manager
USBブート非対応PC向け、USBメモリ・USB HD対応ブートローダ。(バッチシOK!ではないのですけどけども)
plpbt-x.x.x.zip
をダウンロード- ディレクトリ
plop
作成 - 展開して、plpbt.bin を
plpbt にリネームしてコピー
ブートメニュー用設定ファイル作成
tftpd32 フォルダ内に pxelinux.cfg フォルダを作成し default ファイルを作成。
※一見ややこしそうですが、設定ファイルをじっくり眺めてみるととても単純だったりしますです。
- default ファイルの先頭部分
-
DEFAULT menu.c32 PROMPT 0 MENU TITLE === Oshinagaki === LABEL hogehoge KERNEL memdisk APPEND initrd=fdboot/hogehoge.img floppy LABEL xpdos KERNEL memdisk APPEND raw initrd=fdboot/msdos_xp.img LABEL balder_freedos KERNEL memdisk APPEND initrd=fdboot/balder10.img LABEL bgrescue MENU LABEL BG-Rescue Linux LINUX /memdisk APPEND initrd=/fdboot/bgrescue.img LABEL pmagic MENU LABEL Parted Magic LINUX /memdisk INITRD /pmagic.iso APPEND iso LABEL pmagic_i586 MENU LABEL Parted Magic (i586) LINUX /memdisk INITRD /pmagic_i586.iso APPEND iso LABEL winpe MENU LABEL Windows PE LINUX /memdisk INITRD /winpe.iso APPEND iso raw LABEL avg MENU LABEL AVG Rescue CD LINUX /memdisk INITRD /avg.iso APPEND iso raw LABEL vine KERNEL vine/vmlinuz APPEND initrd=vine/initrd.img vga=0x303 LABEL centos KERNEL centos/vmlinuz APPEND initrd=centos/initrd.img vga=0x303 LABEL debian KERNEL memdisk APPEND iso initrd=debian/mini.iso LABEL ubuntu KERNEL memdisk APPEND iso initrd=ubuntu/mini.iso LABEL PLoP-Boot-Manager LINUX plop/plpbt.bin LABEL disk1 localboot 0x80 LABEL disk2 localboot 0x81 LABEL floppy localboot 0x00
- DEFAULT -
menu.c32
を指定 - PROMPT - 0 を指定(1にするとプロンプト画面となる)
- 空白行は無視される
- ※
menu.c32
なしの場合 -
- DEFAULT - デフォルトの設定
LABEL
名を記述 - PROMPT - 1にするとプロンプトで入力待ち。0だとデフォルトの設定で自動起動
- 空白行は無視される
ブート画面にて、未入力Enterで
DEFAULT
のLABEL
で起動。DEFAULT
以外はLABEL
名を入力する。 - DEFAULT - デフォルトの設定
- DEFAULT -
※ LABEL
の 下に MENU LABEL
分を入れるとブートメニューの表示名となります。
LABEL debian_iso MENU LABEL Debian Graphical Installer (from mini.iso)
下記は意味同じになるのでどっちゃでもいいです。
KERNEL memdisk APPEND iso initrd=ubuntu/mini.iso
LINUX /memdisk INITRD /ubuntu/mini.iso APPEND iso
ファイル記述は絶対パスかTFTPルートから相対パスとなります
FDイメージ
【2010.5.20】間違い修正しました。すみません。
注意:DOS/Windows 系のFDイメージは raw
オプションを付けないといけない場合が多いようです。
※ファイル名は実際のものに合わせて下さいまし。
LABEL hogehoge KERNEL memdisk APPEND initrd=fdboot/hogehoge.img floppy
- XP版 MS-DOS起動ディスク
LABEL xpdos KERNEL memdisk APPEND raw initrd=fdboot/msdos_xp.img
- Balder (FreeDOS)
LABEL balder_freedos KERNEL memdisk APPEND initrd=fdboot/balder10.img
- BG-Rescue Linux
LABEL bgrescue MENU LABEL BG-Rescue Linux LINUX /memdisk APPEND initrd=/fdboot/bgrescue.img
Parted Magic (Linux LiveCD)
LABEL pmagic MENU LABEL Parted Magic LINUX /memdisk INITRD /pmagic.iso APPEND iso LABEL pmagic_i586 MENU LABEL Parted Magic (i586) LINUX /memdisk INITRD /pmagic_i586.iso APPEND iso
Windows PE (RE)
LABEL winpe MENU LABEL Windows PE LINUX /memdisk INITRD /winpe.iso APPEND iso raw
※ raw オプションはなしでもいいかも?
ウイルススキャン LiveCD - AVG Rescue CD
LABEL avg MENU LABEL AVG Rescue CD LINUX /memdisk INITRD /avg.iso APPEND iso raw
※ raw オプションはなしでもいいかも?
Linuxインストーラ
※ 最近あまり確認してないので不具合あったらすみません。。。
LABEL vine KERNEL vine/vmlinuz APPEND initrd=vine/initrd.img vga=0x303 LABEL centos KERNEL centos/vmlinuz APPEND initrd=centos/initrd.img vga=0x303 LABEL debian KERNEL memdisk APPEND iso initrd=debian/mini.iso LABEL ubuntu KERNEL memdisk APPEND iso initrd=ubuntu/mini.iso
- CentOS URL指定の一例
- (x86)
http://ftp.riken.jp/Linux/centos/6/os/i386/
- (amd64)
http://ftp.riken.jp/Linux/centos/6/os/x86_64/
- (x86)
- Vine の HTTP 指定の一例
- Web site name:
www.ring.gr.jp
- (x86) Vine Linux directory:
/pub/linux/Vine/Vine-6.1/i386/
- (amd64) Vine Linux directory:
/pub/linux/Vine/Vine-6.1/x86_64/
- Web site name:
PLoP Boot Manager
LABEL PLoP-Boot-Manager LINUX plop/plpbt.bin
以下の設定も使えます。
LABEL disk1 localboot 0x80 LABEL disk2 localboot 0x81 LABEL floppy localboot 0x00
「0x80」がローカルHD(1台目)からの起動、「0x00」はFDドライブから起動。
関連めも
とってもシンプルで好感が持てますね(何)。
Tabキーを押すと設定のちょこっと修正もできまする。
- isoブートが遅すぎ!で眠なるんですけど・・・
-
オプション設定で速くなることも多いです。但し、対応していない場合(起動しない)もあるので諸刃の剣なのであります。
- TFTPタブで【
PXE Compatibility
】ではなく【Option negotiation
】にチェックで2倍程速くなったり - 【
Use anticipation window of
】に 4096, 8192 などを指定すると数倍速くなることも
はたまた、httpサーバからダウンロードさせるとめちゃ速になりますぉ。結構カンタンだったりします。お試しクダサレ。
下記は TFTPD32 をもっと多機能にしたかんじのやつ。HTTP サーバ込です。
- TFTPタブで【
あとは拙作ばっかしですけど...
尚、このTFTPD32は一部のセキュリティ対策ソフトでリスクウェアとして検出されてしまうことがあるようです。理由はウイルスなどのよって勝手にインストールされる、つまり悪用されることがあるからなのでそうで...
その他いろいろ
- Fedora インストーラー
- openSUSE インストーラー
- Ubuntu/Lubuntu/Xubuntu LiveCD/DVD
- Debian LiveCD/DVD
- HTTP-FUSE-KNOPPIX501 (KNOPPIX 5.0.1CD)
- InetBoot (KNOPPIX 5.3.1 Remastered CD)
- 他にTFTPD32のみでブート可能なヤツは?
- グラフィカル・メニュー
- シャットダウン・再起動
- チェインロード
- FDイメージの作成・ダウンロード
- ISOイメージをファイルへ展開
- USB CDドライブからブートできない時に
- grub4dos での isoイメージからのブート
Fedora インストーラー
- ダウンロード :
vmlinuz
,initrd.img
- Index of/Linux/fedora/releases
<バージョン>/Fedora/i386/os/images/pxeboot/
<バージョン>/Fedora/x86_64/os/images/pxeboot/
APPEND行に下記を追記
APPEND inst.repo=http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/releases/<バージョン>/Fedora/i386/os
下記は Fedora 19 の例
LABEL fedora19_i386 MENU LABEL Fedora 19 i386 install LINUX /fedora/i386/vmlinuz INITRD /fedora/i386/initrd.img APPEND inst.repo=http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/releases/19/Fedora/i386/os LABEL fedora19_x86_64 MENU LABEL Fedora 19 x86_64 install LINUX /fedora/x86_64/vmlinuz INITRD /fedora/x86_64/initrd.img APPEND inst.repo=http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/releases/19/Fedora/x86_64/os
openSUSE インストーラー
- ダウンロード :
linux
,initrd
- Index of /distribution/openSUSE-stable/repo/oss/boot
/i386/loader/
/x86_64/loader/
APPEND行に下記を追記
APPEND splash=silent vga=0x314 showopts install=http://download.opensuse.org/distribution/openSUSE-stable/repo/oss/
openSUSE 12.3 で確認しました。
LABEL suse MENU LABEL open^SUSE MENU INDENT 1 LINUX /opensuse/i386/linux INITRD /opensuse/i386/initrd APPEND splash=silent vga=0x314 showopts install=http://download.opensuse.org/distribution/openSUSE-stable/repo/oss/ LABEL suse MENU LABEL open^SUSE MENU INDENT 1 LINUX /opensuse/x86_64/linux INITRD /opensuse/x86_64//initrd APPEND splash=silent vga=0x314 showopts install=http://download.opensuse.org/distribution/openSUSE-stable/repo/oss/
Ubuntu/Lubuntu/Xubuntu LiveCD/DVD
別ページにて
Ubuntu, Lubuntu, Xubuntu 13.04 以降は TFTPD32 + CIFS(Windows ファイル共有)でおk。
NFSサーバを設定したら 12.04 でも可でした。
Debian LiveCD/DVD
NFSサーバが必要ですけど。
HTTP-FUSE-KNOPPIX501 (KNOPPIX 5.0.1CD)
※ 今ではかなり古いので最近のPCでは起動しないかも?
※クライアントPCのRAMは512 MB以上必要、最も近いサーバを選択しないと非常に重かったり起動しなかったりしますが、まぁお試しということで。下記のInetBootの方がオススメです。
※ httpfuse-trusted_20061101.isoをダウンロード
- tftpd32 フォルダ内に
knoppixhttpfuse
とかの名前でフォルダ作成 - isoイメージ内の isolinux フォルダの中身をコピー
default
に設定を追記する
LABEL HTTP-FUSE-KNOPPIX KERNEL httpfuse/linux APPEND ramdisk_size=100000 init=/etc/init lang=ja.utf8 apm=power-off vga=791 initrd=httpfuse/minirt.gz nomce quiet BOOT_IMAGE=knoppix LABEL memtest KERNEL httpfuse/memtest APPEND foo
InetBoot (KNOPPIX 5.3.1 Remastered CD)
※ 2008/3 リリースなのでこれもちょっと古いかな
※クライアントPCのRAMは256 MB以上で起動可能です。
HTTPサーバのisoイメージをマウントしてブートします。
※HTTPサーバが必要です。Windowsなら下記の AN HTTPD が簡単かも。
- ディレクトリ
inetboot
を作成 - ブート用ファイルをダウンロードしてコピー
- Index of /pub/linux/oscircular/iso/inetboot-20080731/
- ファイル名
linux
とminirt.gz
- isoイメージのダウンロード
- Index of /Linux/knoppix/iso/
- ファイル名
knoppix_v5.3.1CD_20080326-20080520.iso
- ※通常版ではなく、Remaster版の方なのでご注意!
- HTTPサーバのドキュメントルートにisoイメージをコピー
- AN HTTPD の初期設定では、httpd.exe のあるディレクトリ
default
に設定を追記する
【注意】IPアドレスをサーバのものに合わせて修正してクダサイ!
LABEL InetBoot KERNEL inetboot/linux APPEND initrd=inetboot/minirt.gz netdir=http://192.168.0.2/knoppix_v5.3.1CD_20080326-20080520.iso type=knoppix ramdisk_size=100000 lang=ja screen=1024x768
他にTFTPD32のみでブート可能なヤツは?
- 設定が必要ですが可能なもの
- SystemRescueCd
- Clonezilla Live
- isoそのままでブート可能なもの
- Paragon Backup & Recovery
- Seagate DiscWizard
- True Image WD Edition
- Partition Wizard Home Edition
- Offline NT Password & Registry Editor
- EASEUS Disk Copy
- PING (Partimage)
- Memtest86+
-
- Memtest86+ - Advanced Memory Diagnostic Tool
memtest86+-x.xx.bin
をmemtest
にリネーム
memtest
をtftpd32フォルダにコピー
LABEL Memtest86+ KERNEL memtest
- Memtest86+ - Advanced Memory Diagnostic Tool
- GRUB for DOS
-
grub.exe
をtftpd32フォルダにコピー- Browse GRUB4DOS and WINGRUB Files on SourceForge.net
- grub4dos-0.4.4.zip をダウンロード
- tftpd32 フォルダに
menu.lst
を作成 default
に設定を追記する
LABEL grub4dos KERNEL grub.exe APPEND keeppxe --config-file="pxe basedir /;configfile (pd)/menu.lst;"
※
menu.lst
を作成しない場合はHD上から検索される。ない場合はコマンドモード。 - Super Grub2 Disk
-
iso, FD, USBメモリ の hybrid イメージになってますが FD扱いが確実かなと思います。
LABEL supergrubdisk KERNEL /memdisk INITRD /super_grub2_disk_hybrid.iso APPEND floppy raw
グラフィカル・メニュー
menu.c32 の代わりに vesamenu.c32(com32\menu\vesamenu.c32
)を使うとグラフィカル・メニューとなります。
SYSLINUX 5.x 以降では libutil.c32
, libcom32.c32
も必要です。
- SYSLINUX の
com32\menu\vesamenu.c32
, (com32\lib\libcom32.c32
) をtftpd32フォルダにコピー default
ファイルの1行目を編集
DEFAULT vesamenu.c32
背景に画像も使えます。640x480なjpgかpngファイルを指定します。
default
ファイルの2行目あたりに挿入追記
MENU BACKGROUND filename.jpg
シャットダウン・再起動
※ poweroff.com
はなくなったみたいです!
SYSLINUX 5.x 以降では libcom32.c32
も必要です。
- SYSLINUX の
modules\poweroff.com
をtftpd32フォルダにコピー - SYSLINUX の
com32\modules\reboot.c32
をtftpd32フォルダにコピー - SYSLINUX の
com32\lib\libcom32.c32
をtftpd32フォルダにコピー default
に設定を追記する
LABEL Poweroff KERNEL poweroff.com LABEL Reboot KERNEL reboot.c32
チェインロード
内蔵HDからの起動。パーティションの指定ができます。
SYSLINUX 5.x 以降では libutil.c32
, libcom32.c32
も必要です。
- SYSLINUX の
, (com32\modules\chain.c32com32\chain\chain.c32
com32\lib\libcom32.c32
) をtftpd32フォルダにコピー default
に設定を追記する
hd0 0(hd0)
= 第1HDのMBRhd0 1
= 第1HDの第1パーティションhd1 0 swap
= 第2HDを第1HDとして起動
LABEL hd0-1 KERNEL chain.c32 APPEND hd0 1 LABEL hd0-2 KERNEL chain.c32 APPEND hd0 2 LABEL hd1-swap KERNEL chain.c32 APPEND hd1 0 swap
FDイメージの作成・ダウンロード
- FDからイメージファイル作成
- FreeDOS
- オフィシャルの起動ディスクイメージ (
fdboot.img
)
- オフィシャルの起動ディスクイメージ (
ISOイメージをファイルへ展開
WinRARや仮想CDソフトだと、ファイル名が大文字8.3形式になっちゃうことがあるので、下記を熱くオススメ。
- 7-Zip
- [BOOT]はブートセクタをファイルにしたもの
- Universal Extractor | LegRoom.net(※UniExtract Binary Archive はインストール不要)
- [BOOT]はブートセクタをファイルにしたもの
USB CDドライブからブートできない時に
Linux LiveCDの多くは、kernel と initrd をロードすれば、USB CD(USBメモリとかでも)を認識できまする。
Linux インストーラーでRAMが少ない為ネットワークインストール不可な場合など、ネットワークブート + USB CD なんてやり方もありますしおすし。
KNOPPIX 5.3.1CDの例...
- tftpd32 フォルダに
knoppix
ディレクトリ作成 boot\isolinux
にあるlinux
とminirt.gz
をそこへコピー- LABEL を追記
default
ファイルに追記
LABEL KNOPPIX531CD KERNEL /knoppix/linux APPEND ramdisk_size=100000 init=/etc/init lang=ja apm=power-off vga=791 initrd=/knoppix/minirt.gz nomce highres=off loglevel=0 libata.atapi_enabled=1 quiet SELINUX_INIT=NO nmi_watchdog=0 BOOT_IMAGE=knoppix
Puppy Linux の例...
- tftpd32 フォルダに
puppy
ディレクトリ作成 vmlinuz
とinitrd.gz
をそこへコピー- LABEL を追記
default
ファイルに追記
LABEL Puppy-Linux KERNEL /puppy/vmlinuz APPEND initrd=/puppy/initrd.gz pmedia=usbcd
grub4dos での isoイメージからのブート
※ 上記の SYSLINUX memdisk でも可能ですが、grub.exe の方が確実かなと思います確実なことがありました。
起動可能なものは?
- Windows PE などオンメモリで動くもの
- kernel, initrd のみで起動する Linux
KNOPPIX や Puppy など ルートイメージが別にあるものは基本的にはだめ。
メモリ(RAM)にダウンロードし、ブートローダ(GRUB)上でマウントします。OS起動後に仮想CDがあるわけではないのです。
grub.exe
をtftpd32フォルダにコピー- Browse GRUB4DOS and WINGRUB Files on SourceForge.net
- grub4dos-0.4.4.zip をダウンロード
- isoファイルを tftpd32 フォルダにコピー
default
に設定を追記する
- 設定例
LABEL iso_file MENU LABEL NANTOKA KANTOKA LINUX /grub.exe APPEND keeppxe --config-file="pxe basedir /;map --mem (pd)/iso_file.iso (0xff);map --hook;chainloader (0xff)"