【注意】BIOS/MBR ブート時の例です。UEFI設定ではUSBブートに対応してます。
これってなに?
全然大したことではないけど、PLoP Boot Manager のFDイメージでブートさせる、仮想“擬似”USBブート環境を作るというもの。
やってることは2点だけ。
- PLoP Boot Manager のFDイメージでブート
- VMware Player 起動時に特定のUSBデバイスを自動接続させる
特定のUSBデバイスのみ自動認識させるので、各々のデバイス用の vmxfile を作っておけば役に立つかもしれないと思ったり。
準備
- ダウンロード
plpbt-x.x.x.zip
をダウンロードして展開。plpbt.img
がFDイメージ。
- サンプル vmxfile
plpbt.img
, PLoP_Test.vmx
を同じディレクトリに保存。
PLoP_Test.vmx
では、RAM は256MB割り当て、HDなどは指定してません。必要なら編集しませう。
あくまでサンプルなんで自分で作成した方がよりベターかと。
BIOS設定
- BIOS設定の確認
-
多分、1stブートデバイスはFDになってると思いますが、念のために確認。
- USBデバイスをPCへ接続
- サンプルvmxファイルを実行
- マウスで画面をクリックしつつ、F2キー押しっぱなし
- BIOS画面が出ます
Boot画面に移動、Removable Deviceが一番上にあるか確認。入換えは-キー
USBデバイスの初回使用時は、ドライバのVMware Player 用ドライバのインストールが必要になります。
- USBデバイスに接続
-
既に接続されてるかもしれませんが、メニューから接続を確認しませう。
初回接続時にはVMware用ドライバがインストールされます。
接続を確認したら、F10 - Enter でBIOSを終了します。
この後。PLoP Boot Manager が起動しますが、とりあえず「SHUTDOWN」を選択して終了させませう。
vmxファイル編集
- USBデバイスの
vid
,pid
を確認 - vmxファイルを編集
vmxファイルと同じディレクトリにある vmware.log を開き「Found device」などの文字列で検索
Jun 01 15:53:47.230: vmx| USB: Found device [name:Alcor\ Micro\ USB\ TO\ IDE\ Bridge vid:058f pid:6391 path:1/2/0 speed:high family:storage]
この例では、vid,pid は下記の通り
vid:058f pid:6391
vmxファイルを開き、下記のような行があれば vid,pid に変更。なければ追記。
usb.autoConnect.device0 = "path:1/4/5 autoclean:1"
- vid,pid に変更
usb.autoConnect.device0 = "vid:058f pid:6391"
vmxファイルを実行してUSBからブートできるか確認してみませう。尚、確実にホストから切断される必要があるので、「ハードウェアの取り外し」画面が出るまで少し待った方がいいかもしれません。
ちなみに私のUSB関連設定はこんなかんじです。
################################################## ### USB ################################################## usb.present = "TRUE" usb.generic.autoconnect = "TRUE" usb.startConnected = "TRUE" # -- EHCI コントローラを有効化 (USB 2.0) ehci.present = "TRUE" ###-- [Novac] Alcor Micro USB TO IDE Bridge usb.autoConnect.device0 = "vid:058f pid:6391"
PLoP Boot Manager の設定変更
- 【追記】GUI版
-
最近のバージョンではGUI版の設定ツールが付属してます。
ダウンロードしたファイルの cfg\plpcfgbt.exe
でFDイメージ内の plpbt.bin をごにょごにょすれば設定を変更できますな。
- 一例
- Bootメニュー非表示
- カウントダウン有効
- カウントダウン5秒
- USBを選択
plpcfgbt stm=hidden cnt=on cntval=5 dbt=usb plpbt.bin
環境によっては、USBデバイスのホストからの切替が間に合わずにフリーズしてしまうことがありました。Bootメニューは表示しつつカウントダウンする方がいいかもしれません。再トライも可能になります。
plpcfgbt stm=menu cnt=on cntval=10 dbt=usb plpbt.bin